北九州市に「新型コロナウィルス感染症対策に関する要望書」を提出しました。


 2020年4月1日、北九州商業総連合会と小倉中央商業連合会は、北九州市鮎川産業経済局長に対して、「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策に関する要望書」を提出しました。

令和2年4月1日

北九州市長 様

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策に関する要望書

北九州商業総連合会 会 長 甲山 博美
小倉中央商業連合会 理事長 小松 良明

 中国武漢市発祥とされる新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止について、日本政府及び北九州市において全力を傾けていただいているところではありますが、地域の商店街及び中小事業者は、昨年10月に実施された消費税率の引き上げによる消費者の購買意欲の減退に加え、今回の新型コロナウィルス感染症の影響によるインバウンドの大幅な落ち込みと、全国的な自粛ムードの広がりを反映した国内消費の落ち込みにより深刻な打撃を受けております。
 北九州商業総連合会及び小倉中央商業連合会は、政府及び北九州市による新型コロナウィルス感染症の終息に向けた努力と地域の商店街及び中小事業者に対する支援の取組みに敬意をはらうとともに、北九州市に対して、新型コロナウィルス感染症対応策の更なる拡充に向けて以下のことを要望いたします。

1.新型コロナウィルス感染症の影響について、実態を反映した施策を実行するために各種団体が行う通行量調査、商店街及び中小事業者への来客数、売上高等の聞き取り調査やアンケートに助成するシステムを構築するとともに北九州市民並びに商店街及び中小事業者の意向に寄り沿った対応策を検討・実施すること。

2.3月末は、予算の切り替え時期及び人事異動の時期でもある。新型コロナウィルス感染症の対策が、決して滞ることなくシームレスに行えるように配慮いただくともに、商店街及び中小事業者への対策を全庁的な取組みとして行ってもらいたい。

3.新型コロナウィルス感染症の影響が見込まれる事業者に対して、資金繰り支援として、無利子・無担保融資、セイフティネット保証4号・5号、衛生環境激変対策特別貸付、雇用調整助成金の緩和等が追加されているが、このような融資制度を活用しようとする事業者は、急ぎの資金が必要な事業者であり、融資を円滑に行うために審査時間の短縮や審査書類の簡素化、窓口対応の迅速化を関係機関に働きかけていただきたい。

4.マスコミを通じて、新型コロナウィルスに関する報道は日々なされているが、PCR検査の拡大の是非について、マスコミ、識者間でも意見が分かれている。このような現状に鑑み、新型コロナウィルス感染症に関する適切かつ詳細な情報提供及び感染が疑われた場合にどこの医療機関を受診したらよいのか、その後の手続きはどうなるのか等を北九州市において取りまとめて、分かりやく公表していただきたい。

5.新型コロナウィルス感染拡大防止のため当連合会の構成団体は、従業員のマスクの着用、消毒対策等の対策講じており、北九州市においてもそのことの広報を行い風評被害の防止に努めていただきたい。また、北九州市内の公共施設においてどのような新型コロナウィルス感染拡大防止対策がなされるかを積極的に告知するともに公共施設職員に感染が生じた場合の取り扱いについてガイドライン等あれば開示してほしい。

6.大小を問わず官民が開催するイベントの自粛が続いているが、このことによる地域の商店街及び中小事業者への経済的打撃は大きい。集団が密着しない、換気がよい、大声を出さない、また感染予防を十分に行っている等のイベントを早期に実施できるようにしてもらいたい。むやみに自粛要請はせずに、自粛要請する場合は、損害を補填する等の対策を講じてもらいたい。

7.無利息や金利の低い融資制度を活用しても将来的には返済義務が発生するため、経営基盤が脆弱な中小零細事業者には大きな負担となる。従って、一定額の売上減少がある事業者及びその従業員に対して、借入返済の据置期間の延長、助成金や給付金等返済不要の給付型支援制度、固定資産税や社会保険料の減免等の支援策の拡充を国に働きかけてほしい。

8.新型コロナウィルス感染症により消費者マインドが著しく冷え込んでいるため、消費税率の引き下げや個人に対する給付金制度等の創設を国に働きかけてもらいたい。また、新型コロナウィルス感染症の終息後は、速やかに消費回復に向けた対策を講じる必要があり、これに早急に対応できる北九州市における体制づくりと商店街が実施する消費回復イベント等に対する補助金等の支援策を講じていただくとともに、過去最大規模となるプレミアム商品券発行事業の支援を実施していただきたい。

新型コロナウィルス感染症対策に関する要望書

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