小倉駅から歩いてすぐの商業ビル、セントシティ。その2階に2026年春にオープンしたセレクトショップ「Liblea(リブレア)」があります。フリルやレースをさりげなくあしらった上品な洋服が並ぶ新しいこの店が気になっていた方もいるのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、店長兼バイヤーの大久保いずみさん。店名に込めた思いから仕入れのこだわり、この秋冬のおすすめまで、お店の魅力を大久保さんの言葉でたっぷりお届けします。
店名に込めた思いは「自由」。何にも縛られずおしゃれを楽しむ店

リブレアという店名は、「自由」と、女性の象徴である「女神」を掛け合わせてつくられた造語。そこには、「何にも縛られず、自分らしく自由におしゃれを楽しんで欲しい」という思いが込められています。
コンセプトは“エフォートレス・エレガンス”。気負わずに自然体で、なおかつ上品さや気品のあるスタイルを提案しています。
「セレクトショップ・リブレア1号店としてセントシティ2階にオープンしてから間もなく半年が経ちます。初めてのブランドなので、外から眺めて『どういうブランドなんだろう』と様子を見る方も多いですが、一度ご購入くださったお客様で、再来店してくださる方がありがたいことに多くいらっしゃいます」

「イメージしているのは片肘を張らない自然体の姿でありながら、上品で洗練された雰囲気のある女性。
お休みの日に楽しめるシンプルでカジュアルなアイテムから、オフィスユースでもきちんと感のあるエレガントなアイテムまで揃えています。たとえば旅行用にトータルコーディネートを提案したり、今あるお洋服にも、こんな組み合わせで楽しめますよと、お客様に寄り添って提案するようにしています」

リブレアの魅力は洋服に限らず、牛革のバッグや財布、チャームといった小物類が豊富に揃うのも特徴のひとつ。お手頃な価格のものも多いので、10代のお客様にも人気だそう。
“自分が本当にいいと思ったものをいれています” 大久保さんの仕入れのこだわり

リブレアの母体であるレディスハトヤは、大久保さんの祖父が黒崎で創業し、今年で65年になるレディスファッションに特化した老舗企業。そのため、大久保さんは子どもの頃から洋服やファッションが身近にあり、興味を持っていたといいます。
「小さい時から洋服に触れる機会が多かったので、ファッションに対する思いは強いですね。中学生の頃からファッションショーを見に行ったり、ファッション雑誌を眺めたりしながら育ち、いずれはうちの会社に入りたいとずっと思っていました」

大学時代からアルバイトでアパレルの仕事を始め、大学卒業と同時に家業に入った大久保さん。入社後は熊本のアミュプラザの店舗で店長を務め、リブレアの立ち上げに合わせて小倉に戻ってきました。
現在は店長とバイヤーを兼ね、展示会には本社の担当者と2人で足を運びます。商品を仕入れるにあたって決めているのは、たったひとつ。
「“自分が本当にいいと思ったものをいれる”と決めています。仕入れた商品が店に並んだ様子をイメージし、お客様がどんなところに着て行ってくれるか、今後入荷する商品との着回しや重ね着までを考えた上で、自分が納得し、お客様にぜひお勧めしたいものを仕入れています」
キッパリとそう言い切る大久保さんはなんだかとても清々しく、その自信と姿勢がリブレアの一貫した世界観につながっているのだと感じます。リブレアというショップを背負い、自身のセンスを貫いていけるのは、学生時代から様々なジャンルの洋服を一通り楽しんできたからだとも。
「かわいい系から原宿系、モード系などなど、一通りのスタイルを楽しんできた上で、今の自分のスタイルに落ち着いた。いろいろ着てきたからこそ、感じるものがある。その感覚を仕入れに反映できたらと思っています」
もちろん、悩みもあると大久保さん。品質と価格のバランスはいいか。他店との差別化はできているか。売れずに在庫を抱えれば、夜も眠れなくなるほどのプレッシャーを感じるといいます。売れれば素直に嬉しく、売れなければ受け止める。すべて自分の選択の結果だからこそ「夢だけでできる仕事ではないという責任を感じます」と話します。

女性らしさを効かせて“その日の自分”を楽しむ秋冬コーデ

今季のリブレアらしい一着を尋ねると、大久保さんが挙げてくれたのは、春夏から人気のデニムと透け感のあるシアー素材との組み合わせです。
「いわゆるジージャンだとゴツく見えがちなところを、透け感のある女性らしい生地でまとめた軽めのアウターは年齢を問わずおしゃれに着こなせるアイテムです」
また、シンプルなTシャツの裾からレースがのぞくトップスや、パールをあしらったパンツなど、どこかに一点、女性らしさが効いたアイテムも豊富。これからの季節の重ね着に活躍するベストも人気商品で、冬に向けてファーベストにも力を入れています。スカーフをアレンジしたアイテムも多く、袖口をまくるとスカーフが見えるジャケットや、スカーフをベルトやビスチェのように使う着こなしも今季は人気だそう。


大久保さんが目指すのは、「ちょっと品のあるカジュアル」。お出かけ用にも、オフィスカジュアルにも、休日の少し肩の力を抜いた装いにもなる提案です。
「自由に楽しんで欲しいので、シンプルなものからデザイン性のあるものまで幅広く扱っています。今日は柄ものを着てみようかな、今日はデザインものにしようかな、と、毎日いろんな自分をお洋服で表現してもらえたら」
子どもの頃から洋服好きでアパレル業界で活躍することを目指してきた大久保さんにとって、ファッションとは“その日の自分を演出できるツール”。
「衣食住とよくいいますが、最低限必要な『衣』ではなく、自分を楽しむための『衣』であって欲しいですね。そのために、お客様のこだわりやお好みを感じながら、お客様らしい装いのお手伝いができる人でありたいと思っています」
最近は、口コミで訪れたお客様から旅行用のトータルコーディネートを任せていただいたり、熊本時代のお得意様が「大久保さんに選んで欲しくて」とわざわざ来店してくださったりと、嬉しい出来事が続いているそう。バイヤーとしての確かな目を持ち、ほどよい距離感で着こなしのアドバイスをする大久保さんのセンスが信頼されている証拠です。

リブレアに行けばおしゃれなアイテムがある。リブレアに行けば似合うコーディネートを提案してくれる。洋服好きの方だけでなく、新しい自分に出会いたい方、自分らしいおしゃれを楽しみたい方には、ぜひ立ち寄って欲しいセレクトショップです。
「ファッションは生きがい。自分を楽しみ、自分を表現できるツールです」
Liblea(リブレア) 店長兼バイヤー 大久保いずみ

Liblea(リブレア)
北九州市小倉北区京町3-1-1 セントシティ2F
TEL:093-383-6710
営業時間:10:00〜20:00
定休日:なし
SNS:Instagram
取材・文/写真:岩井紀子

