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小倉まちなかコラム

創業84年の感謝を込めて、8月19日に無料上映会を開催【小倉昭和館】

小倉の文化を支えてきた老舗映画館・小倉昭和館。2022年に旦過地区大規模火災の被害に遭ってから1年が経つこの夏、創業84年を迎えます。
その記念として、8月19日(土)14:00〜、商工貿易会館にて無料上映会が開催されます(当日12:00〜整理券を配布/先着300名)。
上映されるのは長編アニメーション『シング』。「ミニオンズ」などのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオが手がける、楽しくも心あたたまるエンターテインメント作品です。

会場となる商工貿易会館2階では、旦過市場商店街からの出店や縁日も予定。旦過市場で使える商品券や昭和館鑑賞券が当たる抽選会のほか、復興支援義援金贈呈式も行われます。
また当日は、専門学校九州テクノカレッジの学生たちが会場のお手伝いに駆けつけます。市民に、地域に愛され続けてきた昭和館らしい、アットホームな無料上映会になりそうです。

12月の映画館再オープンを目指して

▲着々と工事が進む新しい小倉昭和館。懐かしい風景が戻ってくるのも間近だ
▲着々と工事が進む新しい小倉昭和館。懐かしい風景が戻ってくるのも間近だ

2022年8月の旦過地区2度目の大火で焼失してしまった小倉昭和館は、たくさんの応援を受け、現在その跡地に新しい建物を建築している真っ只中。2023年12月には再び小倉のまちにスクリーンが帰ってくる予定です。

小倉昭和館では、被災後も「小倉昭和館PRESENTS特別企画」として、場所を借りての上映会や落語会などを開催しており、今回の無料上映会は第10弾企画として開催されます。
「みなさまのおかげで創業84年を迎えることができました。間借りをしての上映会ではありますが、ぜひ足をお運びください。当日はご支援いただいたみなさまにご報告もしたいと思っています」と館主の樋口智巳さん。

当日上映される『SING』は、取り壊し寸前の劇場の再起をかけ、個性豊かなメンバーたちが奮闘する物語。復興を目指す姿はどこか小倉昭和館と重なります。

小倉のまちなかで映画の火を灯し続け、「映画の街・北九州」になくてはならない小倉昭和館の無料上映会、ぜひお楽しみください。

▲ありし日の小倉昭和館。市民だけでなく、多くの俳優・監督にも愛された劇場だ(小倉昭和館HPより)
▲ありし日の小倉昭和館。市民だけでなく、多くの俳優・監督にも愛された劇場だ(小倉昭和館HPより)

小倉昭和館創業84年記念無料上映会

日時2023年8月19日(土)
開場:12:00~
上映:14:00~15:50
抽選会・義援金贈呈式:16:00~16:15
料金無料
会場商工貿易会館2階
定員先着300名当日12:00〜整理券を配布/自由席)
※事前のご予約等は承っておりません。

小倉昭和館HPInstagram

取材・文/写真:岩井紀子

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